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腰と腹圧

立っている状態と座っている状態、どちらが腰への負荷が大きいでしょうか?

正解は、座っている状態です。


人間は立っている状態では、体重の約2倍の圧力が第3、第4腰椎の間の椎間円板にかかります。

座っている状態では、立位よりもさらに1.5倍ほどの負荷がかかります。

腰は、静止時に多くの負荷がかかっている部位なのです。

そんな腰椎を支えてくれるものに「腹圧負荷」というものがあります。


腹筋を固めてお腹を引き締め、腹部の内臓に圧をかけることを腹圧負荷と言います。

腹圧負荷を上げることで、上位腰椎にかかる負荷は約50%、下位腰椎にかかる負荷は約30%まで軽減されます。また、背筋の負担も50%以上軽減することができます。


ビクラムヨガでは、先生が「Suck your stomach in」「お腹を引き上げて」と言った時にやっているのが腹圧負荷の上昇です。ヨガでは常に呼吸を続けているので、同じお腹に力を入れる動作でも「いきむ」のとは違います。


ヨガでは呼吸を続けながら腹圧負荷を上げるので、日常の動作にも取り入れやすいです。

デスクワークをしている時、通勤通学時にバスや電車の中で立っている時、座っている時、ちょっと背筋を伸ばして腹圧負荷を上げてみませんか?



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