呼吸をするときに使う筋肉はどこでしょうか。
息を吸うときは、横隔膜と肋間筋が使われます。吐くときは、特に筋肉を使わず、吸ったときに使った筋肉が緩んで行われます。
これは、安静時の呼吸の場合です。
息を思いっきり吸ったり吐いたりする場合は、もっとたくさんの筋肉を使います。
息を強く吸う場合は、先ほど述べた筋肉と一緒に、首、肩、胸、背中の筋肉も使います。
首の側面に軽く手を当てて、息を思いっきり吸ってみましょう。力が入るのがわかります。
一方、息を強く吐く場合は、肋間筋、胸横筋、腹筋群を使います。
タイトルの「強い呼吸」とは何か?
一番わかりやすいのは咳ではないでしょうか。咳をする直前、強い吸気が起こってからゴホンと息を吐き出します。ここでは、いかに勢いよく息を吐けるかが重要になります。
咳は気道内の異物を気道外に排除するための生体防御反応です。反射で起こるものなので、反射機能が衰えると咳が出にくくなり誤嚥性肺炎の危険性が高まりますが、筋力の衰えで十分に息が吐けない場合もリスクとなります。
ビクラムヨガの強い呼吸といえば、最後の呼吸法です。力強く呼気を行うことで腹筋を使い、消化器系などの内臓に働きかけます。強く息を吐くこと自体が筋トレにもなっています。激しく体を動かすものではないので老若男女問わずできるものです。家族や大切な人と一緒にやってみてはいかがでしょうか。
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