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ストレッチと血圧

更新日:2021年2月23日


血圧とは何でしょうか。

それは、血液が血管の壁を押す力のことです。

血流量が増えたり、血管が収縮したり、血管が硬くなることなどで血圧は上がります。



血圧が高めで気になる方に朗報なのは、運動をすることで血圧を下げることができることです。血圧を下げるために広く推奨されているのは、毎日30分以上の有酸素運動です。

有酸素運動とは、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、サイクリング、水泳などの、軽~中程度の負荷を継続的にかける運動のことです。


ところが、最近の研究ではストレッチが血圧を下げるのに優れた運動だという報告が多くもたらされています。

ストレッチというのは、筋肉を伸ばすだけではなく、血管も伸ばします。

血管が伸ばされることによって、構造変化が起こり、血管拡張代謝物が放出されます。

その結果、動脈壁の硬化を減少させ、血流を改善し、副交感神経を活性化させるという効果をもたらし、血圧が下がります。



カナダのサスカチュワン大学の研究では、ストレッチの方がBrisk Walking(活発なウォーキング)よりも血圧が下がることが報告されました。

ただし、ストレッチが至高の運動というわけではなく、メタボリック症候群の診断基準の一つである腹囲は、ウォーキングを行なったグループの方が細くなったという結果が出ています。



有酸素運動とストレッチ、どちらもバランスよく日常に取り入れていくことが大切だと思います。



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